市川蝦蔵

東洲斎写楽の1794年の市川蝦蔵「竹村定之進」。まるで漫画のような構図で知られる絵。こんなにも誇張して描かれているのは、この絵の目的が市川蝦蔵(五世団十郎;1741-1806)のプロマイド用であったため。「父は海老蔵と称したが、おのれは謙遜して雑魚えびの蝦」と言ったという。しかし、向島反古庵に隠居後には俳諧に親しむほどの文化人。

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