ヴィーナスとオルガン奏者

盛期ルネサンス期のヴェネツィア派の画家ティツィアーノの作品。持ち運びできるオルガン(ポルタティーフ・オルガン)はルネサンス期の楽器。ルネサンス当時は右手で鍵盤を叩き、左手で鍵盤の裏側にある鞴(ふいご)を動かし空気を送り込んだという。空気を吹き込むオルガンと風を背に受けてキュピロス島まで貝に乗って進んだヴィーナス。愛と恋の女神は風次第。

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