護命供養塔

元興寺小塔院跡の虚空蔵堂の脇にある。護命(750-834)は元興寺で法相宗を万耀・勝悟に学び、元興寺が同じ奈良の法相宗の興福寺を上回る寺勢を誇るようになるまでにした。護命は最澄の天台宗に反対し続けた。護命の暮らしていた小塔院は現在は比叡山と比較すら出来ない。室町時代に焼けたためだ。供養塔も後世のものとも言われる。しかし、ここに筋の通った人物が確かにいたことを感じる。

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