やすみしし 我ご大君の 常宮(とこみや)と 仕えまつれる 雑賀野(さいがの)ゆ 背向(そがい)に見ゆる 沖つ島 清き渚に 風吹けば 白波騒ぎ 潮干れば 玉藻刈りつつ 神代より しかぞ尊き 玉津島山
清き渚。。。美しい言葉。今の和歌の浦は周りに家々が立ち並ぶ。それも、それで趣きがある。古(いにしえ)の名勝に生活がある。