キリストの変容

ラファエロの作品(1518-20)。美術史家ヴァザーリ曰く、ラファエロは「キリストの変容」を描き終えると二度と絵筆を握ることが出来なかった。この作品を描き終えた年にラファエロは人生の幕を降ろしている。絵の注文者はジェリオ・デ・メディチ枢機卿、後の教皇クレメンス7世。ジェリオ・デ・メディチ枢機卿はラファエロに注文を出すと同時に、ミケランジェロの後援を得たセバスティアーノ・デル・ピオンボにも「ラザロの復活」を注文している。二人を競わせたのだ。ラファエロの心境や如何に。

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