キリストの変容

ラファエロ(1483-1520)の作品。手しか見えない部分だが、この部分は澄み切った上半分の「キリストの変容」と群集が蠢き暗さがある「悪魔憑きの少年の治癒」が描かれている下半分との境目に当たる。シーンとしても、変容を弟子達に見せたキリストがガリラヤのタボル山から降りきて、少年を治癒させる場面になる。つまり、いわば天上から地上に移る場面に当たる。その場面を明暗で表現している。

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