心とは
ホッブスは、コンピュータの原型となるオートマトン(automaton、自動機械)の可能性から、心(考えること)とは推理するものであり、推理とは計算に他ならないとした。
この三段論法はどうも好きになれない。心が推理するものという響きはいい。なるほど、そうかもしれない。あの人はどう思っているだろうか。あれこれ推理して舞い上がったり落ち込んだり。そして、推理するということは推理の形が鋭くなれば、なるほど、計算に違いない。そうであっても、心が計算とイコールで結ばれるということには抵抗感がある。
図は四国八十八箇所第一番霊山寺。