采女神社

奈良の猿沢の池のほとりにある神社。幾度か前を通ったことがあったものの、足を止めたことは無かった。小さな社には悲しい由緒があった。奈良時代に天皇の寵愛を失い身を投げた采女(女官)を祀っている。どの天皇とも知れず、采女の名も定かでないというのは、複数の采女(女官)が身を投げたのではないかと推測する。猿沢の池は美しい。その美しさは悲しさでもあったのだ。

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