若宮八幡宮

京都の五条坂下にある源氏ゆかりの神社。もともとは西洞院の東の若宮通の源頼義邸に鎮座し六条八幡と呼ばれたという。源氏の棟梁の館で祀られていたため、源氏一門の崇敬篤く、鎌倉幕府、室町幕府から手厚い保護を受けた。しかし、応仁の乱によって社殿は荒廃。足利家の権勢も衰えるに従って社地を維持することが困難に。

現在の地に遷ったのは江戸時代の1605(慶長10)年。社殿は1654(承応3)年江戸幕府第4代将軍徳川家綱の治世。当初は応神天皇と神功皇后、仲哀天皇を本殿に、相殿に仲恭天皇を祀った。後に、陶器の神様と崇められる椎根津彦命も合祀した。このため、若宮八幡宮を中心とする五条坂一帯では陶器市が催される。


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