『岩窟の聖母』

ダ・ヴィンチは「すべての色の組み合わせで最も心地よく感じるのは、相対立する色から成り立つ場合」だと述べた。E.Hering(1834-1918)は赤、黄、緑、青を混じりけの無い原色を考え、それと白と黒を合わせた6色を、赤と緑、黄と青、白と黒の対を反対色だとした。つまり、視覚系細胞には3種類あって、赤で反応する視覚系細胞は緑では抑制され、黄色で反応する細胞は青では抑制され、白で反応する細胞は黒で抑制されるとした。この考え方は反対色説(opponent-colors theory)と呼ばれている。但し、この説は色残像や色対比などは説明出来ても混色や色盲の説明は上手く出来ないと考えられている。ダ・ヴィンチの作品。

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