『アポロとダフネ』
ダフネはギリシア神話で河の神の娘。太陽神アポロンにからかわれたエロスはアポロンに金の矢をダフネに鉛の矢を放ち、アポロンをダフネに惚れさせダフネに愛を拒絶させた。ダフネは求愛に嫌気し月桂樹となり、アポロンは嘆いて月桂冠を生涯身につけたという。人を安易にからかってはいけないが、本当の愛は生涯を貫くというのも美しい。
初期バロック美術の彫刻家兼建築家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini;1598-1680)の作品。