裸のマハ

ゴヤの「裸のマハ」は曰く因縁のある作品で、美と歴史でも以前取り上げた。今回、注目したいのはマハよりもゴヤその人。近代絵画創始者として数えられるゴヤはスペイン・ロマン主義の巨匠。カルロス4世の宮廷画家となり宮廷のロココ美術に新風を吹き込んだ。しかし、フランス軍との戦闘、自由革命の中で強い批判精神を発揮した。ちょっと太っちょだけど、皮肉屋の風貌が見て取れる。晩年はフランスに亡命した。

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