リアルト橋

カナレット(1697-1768)が当時の手法の一つであるカメラ・オブスクーラ(暗箱)を利用して描いた作品。カナレット、本名Antonio Canalは18世紀ベネティアを代表する景観画家。数は少ないものの1740年代には版画も制作している。繊細な描写は英国貴族の好みに合ったらしくヴェネチアを訪れた英国貴族が競って購入したとの逸話も。その証拠に彼は後に招かれてロンドンに住んでいる。写真のようなリアルさは英国の経験主義と相性が良かったのだろう。

This page is powered by Blogger. Isn't yours?