ゴヤ、『裸のマハ』

思いが通じているのか気になって

立場を変えて考える

動作の一つ一つを繰り返す

意味のないかもしれない場所に

深く根ざした意味を見て

いろんなことを夢想する

一日中夢想の果てに疲れ果て

自分のことしか思っていない事実に気づく

マハとは、いなせな女という意味。小粋な女性の表情もじっくり見ると複雑さと愛らしさがある。この作品、厳格なカソリックの国でこの絵は初めての裸婦像として描かれた。それ以前にベラスケスの『裸のヴィーナス(1648)』があるが女神像であり背中のみ。

『裸のマハ』を注文したのは、マヌエル・ゴドイ首相。『着衣のマハ』とセットになった作品に何を託したのか。


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