清盛塚

神戸市の兵庫区にある高さ約8.5メートルの1289(弘安9)年2月の年号が刻まれた十三重の石塔。1680(延宝8)年の『福原びんかがみ』によると北条貞時が建立したという。また、1692(元禄5)年の『兵庫寺社改帳』にも清盛石塔の委細が記されている。
もっとも、大正12年に旧神戸市電の道路拡張工事に伴う移転の際の調査の結果、遺骨は発見されなかった。但し、鎌倉時代建造の、この石塔が清盛所縁であると、長い間言い伝えられてきており、供養塔と考えられている。源平の昔を確かに偲べる跡がここにある。

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