萬松精舎の額
対馬厳原にある対馬藩主宗家菩提寺万松院の本堂に掲げられている額。第108代後水尾天皇の第三皇女の鏡の宮直筆という。第三皇女というと昭子内親王に当たり、第5代将軍徳川綱吉、第6代将軍家宣の時代に親幕派公家として活躍した近衛基熙の養母。萬松精舎の松の字が木の下に公を配しているのが特徴。これは宗家の永年繁栄を願ってのこと。
美と歴史 / Aesthetics & Architecture / KunsHistorisches Museum