阿弥陀如来
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浄土思想は『無量寿経』、『観無量寿経』、『阿弥陀経』の浄土三部経によって広められたが、インドではクシャーン朝(1-3世紀)の第4代国王フヴィシュカ王の年代の銘のある像の一部がマトゥラーの近くのゴーヴィンドナガルから出土しているので2世紀には広まっていたと考えられる。日本では天台宗の影響が強く、平安時代の後期にシャカの死後2000年を経た末法の世には仏教の教えが力を無くして世の中が乱れるという末法思想の中で西方浄土への来世への往生を願うという形で広まった。この末法の時代が日本では1052年からだと信じられた。