安楽寺八角三重塔

信州の鎌倉、塩田平の別所温泉にある安楽寺にある未完の国宝。未完というだけではなく日本唯一の八角塔でもある。外見は四重塔でも、最初の屋根は裳階(もこし)であるされ八角三重塔として国宝に認定されている。

定説では、塩田流北条氏が統治していた時代であり、入宋僧の開山樵谷惟仙禅師、帰化僧の幼牛恵仁禅師が住職を務めていた鎌倉時代末期(1277-1333)に建立されたとされる。

建築様式も鎌倉時代末期に取り入れられた宋の最新技術であった唐様(禅宗様)であって、扇垂木、弓形連子、詰組などを特色としている。

2006年11月3日訪問。


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