雲の形
空気中の水蒸気が凝結することで雲粒と言われる水滴となる。雲の生成には、水滴の核になる凝結核が必要。この凝結核がないと、相対湿度が100%に達し水蒸気が飽和状態になっても水の表面張力によって水滴は出来ない。なお、雲中の水滴と氷滴の割合は高度によって異なり、地表から高度10数キロまでの対流圏では高度が上がるに従って気温は下がるので、雲は以下のように分類される。
- 上層雲:主に氷滴からなる高度5キロ以上に現れる雲。巻雲、巻積雲、巻層雲。
- 中層雲:水滴と氷滴からなる高度2〜4キロ程度に現れる雲。高積雲、高層雲、乱層雲。
- 下層雲:主として水滴からなる高度2キロ以下に現れる雲。層積雲、層雲、積雲、積乱雲。
写真は勝沼ぶどう郷にて2006年9月29日。