青蓮院

三千院(梶井門跡)、妙法院門跡とともに、天台宗の三門跡寺院。今回初めての参拝。前回は雪が降る中で門前まで行ったが時間が早すぎて開いていなかった。そこで今回初めての訪問。ここはまた江戸時代の粟田御所の跡地でもある。室町時代の相阿弥作と伝える築山泉水庭、江戸時代の小堀遠州作と伝える霧島の庭など庭園がメインで、建物は近世の作。それから、豊臣秀吉寄進と伝えられる一文字手水鉢も必見だろう。加えて、門前にある京都市指定の天然記念物の巨大なクスノキは12世紀末に親鸞聖人が手植えしたものという伝説が残っているほど見事。但し、青蓮院は比叡山東塔の南谷にあった青蓮坊から関白藤原師実の子の行玄大僧正(1097−1155)の時に東山粟田口に移ってきているので、あくまでも伝説ということになるのかもしれない。


2006年8月18日訪問


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