惣宗寺大門
川崎大師、西新井大師とともに、関東の三大師と呼ばれる佐野厄除大師(春日岡山惣宗寺)にある総けやき造りの大門。佐野厄除大師(春日岡山惣宗寺)はもともとは藤原秀郷の曽祖父の藤成が春日岡の地に藤原氏の祖神である春日明神を祀ったのが起源。同じ地に、藤原秀郷が春日岡山惣宗寺を建立した。
1603(慶長8)年に関東の名門藤原秀郷の末裔佐野氏の当主の佐野信吉が居城の唐沢城を春日岡に移す際に、佐野厄除大師(春日岡山惣宗寺)は春日岡から現在地に移転を余儀なくされた。その際に、移築したのがこの大門。当時のままの姿を今に伝えている。2007年の正月2日の夕刻に訪れたが人人人。長い人の列がこの大門から本堂まで続いていた。潜っていく門に歴史を感じた人はどれほど居たろうか。そんなゆとりもないほどの人ごみだった。