法泉寺

甲府五山の一つ。臨済宗妙心寺派で山号は金剛福聚山。1330(元徳2)年というから3年後には鎌倉幕府が滅ぶという時期に、武田信武が父親の信宗の菩提寺として建立。信武は足利高氏に従って室町幕府の創建に功があった人物。信武は安芸と若狭の守護職の他に九州探題にも任命され、鎌倉時代に逼塞を余儀なくされていた武田氏の中興の祖として仰がれている。境内には、この信武の墓の他に、妙心寺の南下和尚の協力を得て快岳和尚が京都から持ち帰った武田勝頼父子の首級を祀った墓もある。上の写真にある山門は1637(寛永14)年の建立で甲府市の文化財指定を受けている。


勝頼父子の墓


武田氏中興の祖信武の墓


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