宇都宮市にある曹洞宗寺院。立春大吉という札が門に掲げられていたので思わず吸い寄せられる。寺の建物などに難はないのだが、本堂に向かい合うと嫌がうえにも高層ビルが視野に入ってきてしまう。禅宗の寺院ということで、自分の心と向かい合う場なのだろうが、宇都宮という土地の性質上致し方ない。宇都宮は駅前の再開発も始まっているので数年後には風景も一変しよう。心のオアシスは外観ではなく、存在しているという事実でもって存在感を示すようになっていくだろう。