菖蒲や紫陽花の咲く古刹中座山教恩寺は鎌倉前期(重文)の阿弥陀如来を安置する時宗寺院。開基は小田原北条氏第3代北条氏康。光明寺境内にあったが1678(延宝6)年に大町に移転。この移転に伴って浄土宗から時宗に変わった。なお、阿弥陀如来像は1184(元暦元)年に平 重衡に源 頼朝が与えたものと言い伝えられている。鎌倉三十三観音霊場の第十二番。