京都府>宮津
丹後半島の天橋立の近くにある古社。
天照大神を大和国笠縫邑から移し吉佐宮として祀ったのが始まりという。
そもそも、天照大神は内裏の中に祀られていた。それを崇神天皇の時代に、疫病が全土を襲った際に、これを天照大神と大物主神を一緒に祀っていることが原因と考えた。
そこで、天照大神を豊鋤入姫命に命じて笠縫邑に一時的に移し、大物主神を市磯長尾市宿禰に続いて太田田根子命に託し大神神社に祀らせた。
そして、天照大神は吉佐宮に遷座した。その後に、伊勢へと遷座し、現在の伊勢神宮に落ち着くということにと呼ばれるようになる。
そのために、この吉佐宮は元伊勢と呼ばれる。もっとも、645年の大化の改新以降は籠神社と呼ばれるようになった。