和歌山県>有田
和歌山県は有田にある臨済宗の古刹。
806年に桓武天皇の皇后・藤原乙牟濡(760-790)によって建立されたという。乙牟濡は藤原式家の藤原良継を父に持ち、第51代平城天皇・第52代嵯峨天皇の生母。
天正年間(1573-92)に兵火に遭い伽藍を焼失。
しかし、本堂となっている薬師堂と多宝塔は鎌倉時代に建立されてい以来の姿をそのままに現在に伝えている。
美しい多宝塔。このような美しい塔がひっそりと立っているという姿が、また、たまらない。