行動経済学の基礎は、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン(Kahneman,D.:1934-)とエイモス・トヴァスキー(Tversky,A:1937-96)によって築かれた。
意思決定プロセスそのものに関する研究の基礎は、フォン・ノイマンと出会ったことによってコンピュータ科学と経営科学との融合を目指し、1978年に「経済組織内部での意思決定プロセスにおける先駆的な研究を称えて(for his pioneering research into the decision-making process within economic organization)」ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモン(Simon,H.A.:1916-2001)によって築かれた。
1982年に設立された『国際経済心理研究学会(The International Association for Research in Economic Psychology:IAREP)』によると、経済心理学の目的は、
の両方を研究するもの。
なお、この学会の学会誌のタイトルは『経済心理学雑誌(Journal of Economic Psychology)』だが、サブタイトルは『経済心理学と行動経済学の研究』とある。
ある行動に引き続いて起こる環境的事象のうち、その後の単位時間あたりの行動出現数を増加させた事象のこと。
ある行動に引き続いて起こる環境的事象のうち、その後の単位時間あたりの行動出現数を減少させた事象のこと。
ある行動に引き続いて起こる環境的事象のうち、その後の単位時間あたりの行動出現数に何らの変化をもたらさなかった事象のこと。
行動に先立つ環境的事象によって直接に誘発される行動のこと。
行動に後続して発生する環境的事象によって増減が制御される自発的行動のこと。
行動に対して、どのように強化子を与えるかという環境上の調整を強化スケジュールという。 強化スケジュールには次の種類がある。
