エジプト南部のスーダンとの国境近くにあるヌビア遺跡[Nubian Monuments]であるアブ・シンベル神殿[Abu Simbel]に描かれた「戦車に乗ったラムセス2世」.
ラムセス2世[Ramesses II,B.C.1314年頃-B.C.1224年]はエジプト新王国第19王朝のファラオ.B.C.1286年に,総勢2万の兵を率いてムワタリ2世[Muwatalli II]のヒッタイト王国[Hittites]と戦い勝利[カデシュの戦い].
アブ・シンベル神殿を造営したことでも知られる.
なお,ヌビア[Nubia]というのは,エジプト南部アスワンからスーダンに跨る地域を指す名称.古代エジプト語のヌブ[金]に由来して,古代ギリシア人・ローマ人が呼んだものという.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.