マテーラ[Matera]はイタリア南部のバジリカータ州[Basilicata]の都市.サッシと呼ばれる石灰岩の浸食でできた洞窟住居群は「マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園」として世界遺産に登録されている.
8世紀から13世紀にかけて,イスラム勢力から逃れてきた修道僧が住み着き始めたという.15世紀から16世紀には,オスマン帝国[Ottoman Turks, Turkish Empire;1299-1922]からアルバニア人やセルビア人が移住.このために,独特の文化が形成された.
20世紀に入ってサッシ地区は人口の増大によって衛生環境が極めて悪化したために,行政当局によってサッシ地区の住民を強制的にマテーラ郊外に移住させた.
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