古代都市テーベ

エジプトのナイル川沿い,ルクソール[Luxor]近郊にある世界遺産.この地には既に紀元前3000年頃から紀元前4000年頃にかけてセペト[sepet]と呼ばれる都市国家が存在していたことが知られている.セペトというのはギリシア語ではノモス[nomos]という名で知られ,先王朝時代の部族共同体に起源を持つと考えられ,各セペトは独立国家の様相を体する場合もあったとされる.

そのようなセペトの中でもテーベ[Thebes]はワセ[Wase]と呼ばれていた.テーベ[Thebes]というのはワセ[Wase]の近郊にあるカルナック神殿群[Karnak]を指すタ・オペト[Ta-opet]が転訛したものという.

テーベには紀元前2134年頃から紀元前1991年頃にかけてのエジプト第11王朝が拠点とした.また,紀元前1570年頃から紀元前1293年頃にかけてのエジプト第18王朝イアフメス1世[Ahmose Ⅰ,B.C.1570-B.C.1546]はテーベを首都としている.以降,テーベエジプト第18王朝の首都として栄華を誇った.


世界遺産





















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