バチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂[Basilica di San Pietro in Vaticano]はペトロの墓所にしてカトリック教会の総本山.世界最大級の教会建築であるサン・ピエトロ大聖堂は,ローマ教皇の住むバチカン宮殿とバチカン美術館に隣接.
ローマ皇帝として初めてキリスト教を信仰したことで知られるコンスタンティヌス1世[Constantinus I,Gaius Flavius Valerius Constantinus,-337/5/22]によって殉教者記念教会堂として319年から322年の間に建設されたとされる.
この大聖堂は,カロリング朝[Carolingian Dynasty]のピピン3世[Pippin III]の子で,初代神聖ローマ皇帝となったカール大帝[Charlemagne the Great,742|747|748/4/2-814/1/28]が800年にローマ教皇レオ3世[Leo III,c750-816/6/12]によって戴冠を受けた場所でもある.1505年からローマ教皇ユリウス2世[Julius II,1443/12/5-1513/2/21]によって建て替えがなされ1506年に定礎式を執り行われた.