エルチェの椰子園[Palmeral of Elche,Paimeral de Elche]はスペインのバレンシア州アリカンテ県エルチェにある世界最大の椰子園.
紀元前5世紀のカルタゴ[Carthage,814B.C.-146B.C.]の時代に既に椰子は植栽されていたとされる.但し,現在のような椰子園となったのは,後ウマイヤ朝[Emirate of Córdoba&Caliphate of Córdoba,Al-Andalus,756-1031]の初代アミールアブド・アッラフマーン1世[Abd al-Rahman I,731-788/9/30]によるという.
レコンキスタ[Reconquista]の後も維持され,最盛期の18世紀には現在の2倍の面積を誇った.現在においても,144万m²の面積に11000本以上とヨーロッパ最大規模.