ポルトガルのバイシュ・モンデーグ地域の中心都市であるコインブラ[Coimbra]にある大聖堂.アフリカ大陸のモロッコとアルジェリア北西部,ヨーロッパ大陸のイベリア半島南部のアンダルシアを支配した,ベルベル系[Berber]の砂漠の遊牧民サンハージャ族[Sanhaja Berbers]を母体とするイスラム王朝であるムラービト朝[Almoravid dynasty,1040-1147]をオーリッケの戦い[Battle of Ourique,1139/7/25]で破ったポルトゥカーレ伯アフォンソ・エンリケス[County of Portugal]が初代ポルトガル王アフォンソ1世[Afonso I of Portugal,1106/1109/1111- 1185]として即位したのがコインブラ[Coimbra]の地.つまり,カペー家系ブルゴーニュ家によるブルゴーニュ王朝[Portuguese House of Burgundy,Dinastia de Borgonha]の揺籃の地とも言える.