大阪府大阪市中央区の地名.
かつて,この地域は道修谷[Doushuu-tani]と呼ばれていた.それが道修町[Doushuu-machi]となり,それが転訛して Doshou-machi となったとされる[浜松歌国『摂陽奇観』].
道修町は寛永12[1635]年に小西吉右衛門が徳川秀忠の命令によって薬種屋を開業したことで薬の町として変貌.
薬の町は一丁目,二丁目,三丁目であり,四丁目は1872[明治5]年までは古手町・七郎衞門町であった.
現在でも日本全国の過半の薬品取引額は道修町に集中する.
町が成立した当初から町の人々は中国の医薬の祖とされる神農氏を祀っていたが,京都の五條天神の少彦名命を併せて祀ったのが町内にある少彦名神社の始まり.少彦名神社は神農さんと呼ばれ,今でも道修町の人々の信仰を集めている.
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