大阪府大阪市中央区の地名.
豊臣秀吉が大阪城を築城した際に掘り出された土砂の埋め立てによって造成.平野・堺・京・伏見から商人を移住させて商業地とした.
東は東横堀川,西は西横堀川,南は長堀川,北は土佐堀川に囲まれた地域.本町通より北は北船場,南を南船場と呼ばれる.
船場という地名は,かつて船着場があったことに由来するという説が有力であるが,その他にも,馬を洗った場所であるから洗馬だとするものや,戦場であったから,といったものもある.
船場八社と言われた又一・岩田商事・丸栄・田附・竹村綿業・竹中・豊島・八木の八社の繊維商社が軒を連ねて繁栄を極めた.
船場には,証券会社が集まる北浜,銀行街の今橋通,薬種問屋街の道修町,繊維商社が連なる丼池筋,化粧品・小間物街の南久宝寺町,オフィス街の御堂筋・堺筋が含まれる.
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