広島県山県郡北広島町の地名.かつての山県郡千代田町に位置する.
1954[昭和29]年11月3日,壬生町・八重町と川迫村・本地村・南方村が合併し千代田町に.2005[平成17]年2月1日に,大朝町・芸北町・豊平町・千代田町が合併して北広島町となった.
安芸国山県郡寺原を発祥の地とし,寺原城を本拠地とした一族.観応元[1350]年,観応の擾乱が勃発すると,安芸国人の寺原時親は足利直義[1306-1352]・直冬[1327-1387]に与した.寺原時親は山県十郎・山県為継・壬生道忠・毛利親衡らとともに挙兵.安芸守護・武田信武は足利尊氏を支持し,子の氏信を派兵.武田氏信は吉川実経とともに西条・吉田の戦いにおいて寺原時親を破り,寺原氏の寺原城・余谷城の他,山県為継・壬生道忠が籠城した猿喰城を落城させた.この時,毛利親衡は日下津城に籠城し安芸守護軍の猛攻に耐え落城を免れている.
寺原氏は,宮崎県日向市財光寺や同じく日向市の坪谷川沿いの東郷町山陰丁・辛・丙に多いが,この日向の寺原氏は財光寺を発祥の地とする一族であろう.財光寺は日向開山と呼ばれた日叡上人[1309-1369]が建てた寺院.
後有田 新地 十日市 下十日市 日南 沖 日名 春木 法蔵寺 見崎谷 本郷 水崎 中村 移原 八重 城平
©OpenStreetMap,N.T.
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