京都市下京区の烏丸通四条下ル綾小路までの両側町.
この地に「水銀屋」があったことに由来すると考えられる.水銀屋は化粧用の白粉の原料として用いられていた.中世,白粉の原料である水銀の産地として伊勢国飯南郡射和[Izawa;現在の松坂市]が知られていた.
京都では射和白粉座と呼ばれる商人が白粉販売の独占権を有していた.
「水銀屋」は,こうした商人を指していたのであろう.
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