福岡県福岡市早良区曲渕[旧早良郡早良町大字曲淵]の城.
この地方を治めた曲渕河内守が守った城.
城域には,曲淵ダムに沈んだ山神社が遷座されている.この神社は天暦4[950]年に肥後から曲淵に来た小国源佐衛門によって建立されたと伝わる.
曲淵にあった鍛冶屋甚五兵衛は高祖城の原田家に与して早良十一ケ村を束ね曲淵城を築城し曲淵河内守と名乗ったという.曲淵家は,助次・房助・信助と続いたが,天正15[1587]年に豊臣秀吉によって高祖城主・原田信種が所領没収となると,曲淵家も曲淵の支配を失い没落し浪人するに至った.
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