一元配置法
第$i$データセット$(i=1,2,\cdots,M)$における第$j$番目$(i=1,2,\cdots,N)$のデータを$X_{ij}$と表すとする.
このとき、通常の行列のアノテーションにおいては、$i$が行を$j$が列を表現するのとは異なる点に注意が必要.
このデータセットにおいて、\[H_{0}:\mu_{1}=\mu_{2}=\cdots=\mu_{M}\]という帰無仮説を検討することは、すなわち、他の要因を一定にして、一つの要因について様々な水準で比較検討することと等しい.この方法を一元配置法$(one-way analysis)$という.
一元配置のデータとして以下のようなデータが考えられる.
1 | 2 | $\cdots$ | $M$ | 1 | $X_{11}$ | $X_{21}$ | $\cdots$ | $X_{M1}$ | 2 | $X_{12}$ | $X_{22}$ | $\cdots$ | $X_{M2}$ | $\cdots$ | $\cdots$ | $\cdots$ | $\cdots$ | $\cdots$ | $N$ | $X_{1N}$ | $X_{2N}$ | $\cdots$ | $X_{MN}$ | 平均 | $\bar{X_{1\cdot}}$ | $\bar{X_{2\cdot}}$ | $\cdots$ | $\bar{X_{M\cdot}}$ |
参照:グループ内変動、グループ間変動