[意思表示]
『動機の錯誤(95条)』、『錯誤と詐欺の関係』、『「第三者」(96条3項)の保護要件』、『94条2項類推』、『動機の不法』 ■心裡留保 +■意義・要件・効果 @相手方の悪意・有過失の立証責任 A相手方からの無効主張 B第三者への無効の対抗の可否 ※§94U類推適用の可否 +■適用範囲 @単独行為への§93の適用の可否 ⇒常に有効 ∵§93但書適用なし A身分行為への§93の適用の可否 +■§93但書類推適用 @代理権・代表権の濫用の場合 A法定代理と§93但書類推適用 利益相反行為(§826)にあたらない場合 cf.判例あり B代理人が本人をだますつもりで相手方と通謀し、虚偽表示をした場合 ■虚偽表示 +■§94Uの効果 @『対抗』の意義 §177『対抗』との違い cf.『対抗できない』⇒当事者間の契約が有効となるわけではない A第三者からの無効主張の可否 +■『第三者』の意義 @意義、具体例 cf.転得者 A転得者は? 譲受人悪意・転得者善意の場合 B譲受人善意・転得者悪意の場合 絶対的構成説、相対的構成説 +■『善意』の意義 @意義 無過失の要否 A対抗要件の要否(1) 原権利者・第三者の場合 B対抗要件の要否(2) 原権利者からの譲受人・第三者の場合 C善意の判定時期/立証責任 +■適用範囲 @単独行為・合同行為・身分行為・要物契約と§94U適用の可否 A財産隠匿行為と§94T §424との関係 +■§94U類推適用 cf.登記に公信力なし⇒権利取得不可が原則⇒通謀虚偽表示なし⇒§94U適用不可⇒類推適用の可否 @要件 虚偽の外形・権利者の帰責性・第三者の信頼 A第三者の主観的要件 無過失の要否 @意思外形対応型の場合 A意思外形非対応型 ■錯誤 +■錯誤の意義 @動機の錯誤 動機表示説、一元的構成説 ※意思表示=内心的効果意思・表示意思・表示行為→動機は意思表示の構成要素となっていないから問題 A錯誤の態様 内容の錯誤 表示の錯誤 B共通の錯誤 +■要件 @『要素』(§95本文)の意義 A表意者に重過失ある場合(§95但書) 相手方悪意の場合の§95但書適用の有無 B相手方の悪意・有過失の要否/故意・有過失の内容 cf.一元的構成説での取引安全と表意者保護の調和 +■効果 @錯誤無効を主張しうる者/表意者が錯誤を認めている場合(債権者代位権行使の前提か?) cf.第三者の無効主張は原則不可。 判例 @表意者に対する債権保全の必要性 A表意者が錯誤を認めていること⇒第三者の錯誤無効の主張可 A遡及的追認の可否 B錯誤無効の主張期間 C第三者の保護 §94U類推適用説 §96V類推適用説 cf.§95に第三者保護規定なし +■適用範囲 @錯誤と詐欺の関係 A錯誤と担保責任(§570)の関係 ■詐欺・脅迫 +■要件・効果 @要件 不作為・沈黙も欺罔行為となりうるか ? A第三者の詐欺(§96U) 善意有過失の場合の取消の可否 +■第三者の保護 @『第三者』(§96V)の意義 取消前後の第三者 A『善意』 無過失の要否 B『第三者』 登記の有無 |