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2002/11/22 (金) 曇
電車は人を次々と 息をするよに 吐き出して 朝のホームは 忽ちに 動く都心となりにけり 一息つなぐ暇もなく 次の電車が雪崩れ込み ホームに息を吹きかける 吹きたる息はため息か はたまた之は息継ぎの ための大きな深呼吸 その心根は知らねども 息の白さは忽ちに 人に流れに形変え 流れは大蛇のうねるごと 柱を曲がり 店囲み 段を昇りてなお進み ３は２つに ２は１つに 流れ併さり １つの大きなモノとなり 命を持ちて 意思持ちて ビルの谷間に消えにけり。
/*雑記*/
▼97年11月に神奈川県警戸部署の取調室で証拠品の拳銃で逮捕者が自殺したとされる事件について遺族が起こした損害賠償に関して、横浜地裁が警官による誤射と認定。500万円の慰謝料支払いを命じる。
▼「雪印食品国産牛肉偽装事件」で詐欺罪に問われた５被告に対して、神戸地裁は懲役２年執行猶予３年の判決。
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[瑞鹿山円覚興聖禅寺]
鎌倉幕府の執権、北条時宗の開基による臨済宗大覚寺派総本山。北鎌倉の駅を降りると、すぐ目の前にある。北条時宗は無学祖元(仏光国師)を中国から招聘し禅に帰依し、文永・弘安の役(※1)という二度に及ぶモンゴル帝国軍の日本侵攻に対処した。文永・弘安の役の後に、日本・モンゴル軍の戦死者を弔うために、円覚寺の建立を発願。
同地より円覚経が出たことより、名を円覚寺としたという。開山の法灯は天竜寺の夢窓疎石に伝えられ「仏光派」を形勢した。 |
弘安6(1283)年に鎌倉幕府の祈願所とされるも、弘安10(87)年と正応3(90)年に全山焼失という災難に遭う。その後、再建され、室町時代には五山第二に列せられ、建長寺と並んで双璧をなした。戦国時代以後は寺勢は衰えたが、江戸末期に誠拙和尚により伽藍を復興し円覚寺を再興した。これが、およそ現在の円覚寺の姿となっている。
山内には、18ヵ寺の塔頭(たっちゅう)がある。
※1)文永の役は文永11(1274)年。弘安の役は弘安4(1281)年。 |
2002/11/21 (木) 曇
帰り来て 扉の内を見つめれば 見慣れぬ仔犬の愛らしき ただひたすらに坐りたる 見つめる眼（まなこ）はきらきらと 何かを吾に語りけり 吾は坐りて 微笑みて 仔犬に手をば差し伸ぶる 手と手は将に触れ合ひて 心の糸は通ひ合ひ 心は一つになりぬるか 期待を込めて思ひしに 仔犬は尻尾を振るでなく 只ひたすらに坐りたり よくよく見れば 動かざる子犬は 生きたる犬でなく 仔犬はそのまま坐りたり。
/*雑記*/
▼高円宮憲仁殿下(47)、逝去さる。
2002/11/20 (水) 曇
喧騒の 中に一つの緑あり 外に人の多くありけれど 一度（ひとたび）内に 入りぬれば 都会の空気は消え失せて 澄みたる風の心地よさ 時をも忘れまどろむに そこに見えたる丘ひとつ 現代（いま）に伝える古（いにしえ）の 諸人（もろびと）どもが 築きたる 大きな墳墓の其の前に 気持ちは遠く時を超え 諸人（もろびと）どもと 合ひ会ひし 語り会ひたる秋の雲。
2002/11/19 (火) 曇
すっきりしない曇り空、寝不足たたりて、若干の、疲労も頭に残りたり。
されども、身体(からだ)は動きけり、全く意味なく動きけり。繰り返したる動きをば、機械のごとに、動きたる。之、慣習のなす技か、はたまた、吾に残りたる、かすかなモノの残骸か。斯くの如きに、頭をば、ただ只管(ひたすら)に、無意味にも、動かしたるは確かなり。さすれば、疲労と思いしも、単なる怠惰のなせる技。吾が本性は怠惰なる、モノの如きを露呈して、ココロ新たに引き締めて、今日日(きょうび)一日(いちじつ)を過ごさんとす。
近日、世相は悪しきなる、過日の安寧一変し、犯罪俄かに紙を出て、街角忽ち騒然と、咎める人も稀ならば、傍観するは云うもなく、普通の人の加わるを、之、安寧と云うをあたわず。
本日、聞紙を見るならば、治安の悪化は現実の、体感せるの如しとて、彼の米国の犯罪の検挙率をば追い抜きて、吾が日本は最低の、国に落ちたるていたらく。この話には、おちありて、数字を出したる官庁の、過りありとて直されて、晴れて日本は二位となり、最下位避くると云うとても、決して誇れることはなし。
/*今日の更新*/
[1] 「京都の東福寺」
[2] 「生存権」
[3] 「03年はピークアウト？」
2002/11/19 (火) 曇り時々晴れ
日付を間違えたり。
４年前の1998年より出現せる、かの獅子座流星群が今年を最後に百年は見られないとの言を友人より聞きし。この話を聞きたるは、先週も終わりに近き中頃の、心も上の空頃のことなるぬ。されど、時刻は明確に、記憶に刻み、其れならば、気合を入れんと、夜の２時。眠き眼(まなこ)を擦りつつ、東の空の雲の奥、双眼鏡で覗きにけり。
視線は空に突き刺さり、想いは空を白けさせ、他なる星は動きなく、輝き将に凛凛と。30分は目を凝らし、見えざることを確認し、半ばは諦め床に着く。さりとて、未練なくもなく、見ゆべし方を違(たが)えしか、再び目をば見開いて、遠き空を仰ぎ見し。
気合を入れて、引き締めて、期待を込めて、立ち出ども、夢の魔王は襲い来たりし。
魔王をも、六道の辻にて迎え討ち、東の空を眺めたる。眺めに眺めて、眺めたる。終に想いは通じたり。空一面を銀幕に、流れ来るは、紛れなく、これぞ夢にぞ思いたる、獅子座の星の一群ぞ。中には一際大きなる、闇の主か、率いたる星を従え、輝くは、手に届きたる近さなる、さりとも山の如く大きなる星のこちらに向かいたる。吾、少しも怯むなく、その場にかっと目を開き、眠き先刻忘却し、流れる星の主たる、大きな山の立派なる、地面に刺さりし最期の最期をば、しかりと記憶に刻み込む。その衝撃は凄まじく、風は吾を貫きて、気付けば、山はもとよりありしよに、街の中に聳え立つ。
之は大変と飛び上がり、周りを見れば、曙の白き光の注ぎ込む、吾は蒲団の中にあり。 吾は日付を間違えり。
獅子座の多く流れるは今日にはあらず、昨日なりしと。
/*今日の更新*/
[1] 「甲州法度之次第」
[2] 「歴代六波羅探題南方」
/*雑記録*/
[中国共産党政治局常務委員]
中国共産党は11/15に、14閉幕の第16期党大会選出の中央委員による第一回総会(一中全会)を開催し中央政治局の新人事を発表。
これによって、第三世代から第四世代への交替が明確になった。なお、正式な決定は03年3月の全国人民代表大会を待つ。(Ａ氏より情報提供)
| (1)胡錦涛,Hu Jing-tao [59] 党総書記、上海人脈、喬石派 |
| (2)呉邦国,Wu Bang-guo [61] 国務院副総理、上海人脈、江沢民派 |
| (3)温家宝,Wen Jia-bao [60] 国務院副総理、喬石派 |
| (4)賈慶林,Jia Qing-lin [62] 前北京市党委書記、北京人脈、江沢民派 |
| (5)曽慶紅,Zeng Qing-hong [63] 前党組織部長、上海人脈、江沢民派 |
| (6)黄 菊,Huang Ju [64] 前上海市党委書記、上海人脈、江沢民派 |
| (7)呉官正,Wu Guan-zheng [64] 山東省党委書記、江西人脈 |
| (8)李長春,Li Chang-chun [58] 広東省党委書記、遼寧人脈、李鵬派 |
| (9)羅 幹,Luo Gan [67] 国務委員、山東人脈、李鵬派 |
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