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[神の休戦 Pax Dei] |
キリスト教布教期
313年:ミラノ勅令。ローマ帝国でキリスト教が公認される。
325年:ニケーア公会議。父と子と聖霊の三位一体を唱えるアタナシウス派(Athanasius)がキリスト教正統派に。
392年:ローマ皇帝テオドシウス(Theodosius)がキリスト教を国教化。
476年:西ローマ帝国滅亡
496年:フランク王クローヴィスがアタナシウス派に改宗
529年:ベネディクトゥス(Benedictus)がモンテ=カシノの修道院設立
590年:初代ローマ法皇グレゴリウス1世(Gregorius I ; 在590-604)即位
ローマ法皇と神聖ローマ皇帝蜜月期
726年:東ローマ皇帝レオン3世がイコン禁止令を出す。
754年:フランク王国のピピンがローマ法皇に領土を寄進
800年:ピピンの子カール=マルテルが戴冠。カール大帝となる。
910年:クリュニー修道院創設。
962年:ローマ法皇ヨハネス12世がザクセン朝のオットー1世に戴冠。神聖ローマ帝国が成立する。
1054年:ローマ法皇を首長とするローマ=カトリック教会と東ローマ皇帝を首長とするギリシア正教会が完全分裂。
ローマ法皇と神聖ローマ皇帝抗争期
[叙任権闘争 Investiturstreit]:ローマ法皇グレゴリウス7世が横行していた聖職売買と聖職者の結婚を禁止。ここに、聖職者の任命の権限を巡ってローマ法皇と神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世との間で抗争。
1077年:カノッサ(Canossa)の屈辱。神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世がローマ法皇の権威の前に雌伏する。
1095年:東ローマ皇帝アレクシウス1世の請願によってクレルモン公会議(Clermont)開催。ローマ法皇ウルバヌス2世(Urbanus
II)がセルジューク朝トルコに制圧された聖地イェルサレムの回復を訴え十字軍の組織へ。
最盛期
1122年:ウォルムス協約。叙任権闘争の幕引。
1198年:ローマ法皇イノケンティウス3世(Innocentius III ; 在1198-1216)がプランタジネット朝イギリス王ジョンを破門。
更に、フランス王フィリップ2世には聖職兼務を禁止。
13世紀:スペインの熱狂・戦闘的なドミニコ(Dominico)修道会、イタリアのアッジの聖者(1181-1226)によって創設されたフランチェスコ修道会など財産所有と民衆教化を目指す托鉢修道会(Orde
Mendicantus)の設立が相次ぐ。
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