沈金御供飯

大城皓也画。御供飯、琉球の言葉でウクファンは高貴な家で用いられた祭祀器具。黒漆塗りと朱塗りのものがあり、前者は神事、後者は仏事に用いられ上段に花米を盛った。沈金というのは、刀による線彫を行い漆を刷り込んで金箔を押し込むという漆工芸手法。18世紀作品。高さ801cm、直径50cm。
琉球、1966発行
厨子瓶

安谷屋正義画。火葬以前に沖縄の習慣であった改葬において洗骨した遺骨を納めるつぼ。19世紀後期作品、高さ約70cm、幅56cm。
琉球、1967発行
雲龍彫印籠

伊差川新画。琉球の彫刻家として名高い田名宗経(1798-1865)の作品。
琉球、1968発行
螺鈿硯屏

新垣吉紀画。硯屏というのは硯の後ろに立てる衝立のこと。琉球王室は徳川将軍一族に一対を贈ることを常としていた。制作年代不詳。
琉球、1969発行
ヤーシ・グヮー(小)

金城暎芳画。ココヤシの実の殻に、錫の注入口を取りつけた携帯用の酒壷。
琉球、1970発行