ウイルス
ウイルス(virus)は、蛋白質の殻とその内部に詰め込まれた[ A ]からなる微小な構造体である。ウィルス、ビールス、濾過性病原体、病毒と表記することもある。
ウイルスは[ B ]を持たず、[ C ]ことができないという、生物と非生物の特徴を併せ持つ。現在でも自然科学は生物・生命の定義を行うことができておらず、便宜的に、[ B ]を持ち[ D ]、[ E ]できるものを生物と呼んでおり、[ A ]をもたないウイルスは、[ F ]生物または非生物として位置づけられる。しかし、遺伝物質を持ち、生物の代謝系を利用して増殖するウイルスは生物と関連があることは明らかである。感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼし、病原体としてふるまうことがある。ウイルスを主体として研究する分野はウイルス学と呼ばれる。ウイルスの起源にはいくつかの説があるが、[ G ]のような動く遺伝子をその起源とする説が有力である。
ウイルスは遺伝物質の違いから、大きく[ H ]と[ I ]に分けられる。現在では、真核生物、真正細菌、古細菌、いずれの生物ドメインにもそれぞれウイルスが発見されており、ウイルスの起源は古いことが示唆されている。細菌に感染するウイルスは[ J ]と呼ばれ、分子生物学の初期に遺伝子発現研究のモデル系として盛んに用いられていた。
出典:wikipediaを改編。
A:核酸
B:細胞
C:他の生物に感染しないと増殖する
D:代謝
E:増殖
F:非細胞性
G:トランスポゾン
H:DNAウイルス
I:RNAウイルス
J:バクテリオファージ