『ルイ13世の誕生』

子は鎹(かすがい)。マリー・ド・メディシス(1573-1642)は浮気勝ちのアンリ4世の心をルイ13世の誕生でしっかりと自分に釘付けにした。でも、子供は母親の思うようには育ってはくれない。手塩を掛けても別の人間ということは変えようが無い。残酷だけど、マリーは夫の心を掴めたけれど、息子の心を掴むことは出来なかった。そんなことはルーベンスが描いた時には分らなかっただろうけど。

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