栄照山了願寺


ひがしの茶屋街を散策した後に、卯辰山寺院群を巡る。
まずは、浅野川の天神橋へ。
親切にも道に色づけがなされていて、地図を持っていなくとも迷うことはない。この日は小雨が降ったり止んだりといった空模様だったので傘を手放すことが出来ない。傘を差しながら地図も広げるというのは中々難儀。
地図が濡れてしまうと、地図にばかり神経をやっていると、こちらの体自体が濡れてしまうことになる。そこで、少しばかり濡れてもと意を決して傘を畳むと地図が濡れてしまって役に立たなくなる。
そうした時に色付きの道路が地図代わりになるというのは有り難い。
秩父もそうだけれども、こうした試みは全国に広がっているのだろうか。
少し歩くと、了願寺がひっそりとある。
ひっそりという形容が的を得ているかのように、強烈な自己主張することなく存在している。
心にゆとりが生じる。
浄土宗.妙善上人を偲んで建立した琵琶を弾く「妙音弁財天」の銅像が境内に立つ。
浅野川は、すぐそこに流れ、了願寺は卯辰山寺院群の入り口を守る。

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