2003/1/11 (土) 

 諍(いさか)いは もって生まれた 遺伝子か 悲しみの血は わが身にも流る
 太古の昔、人は決して今よりも平和に暮らしていたわけではないのだろうか。確かに、現代のように一度に大量の人々の命を奪うような武器はなかっただろう。とはいえ、人の命の重さに数は関係はない。高知県の居徳遺跡群から発見された殺傷痕のある人骨が縄文晩期より前の3200年前のものであることが名古屋大年代測定総合研究センターの分析で分かったという。
 悪化する 治安は 体感のみならず
 司法統計によると、東京地裁で02年に起訴を受理した刑事事件の件数が1万6千件となった。この件数は昭和29年に現行統計が始まって以来の最高記録という。近年、統計数字以上に体感治安が悪化しているということが言われてきていた。しかし、どうやら、体感治安だけではなく実際の数字上の治安の悪化も事実のようだ。今までの最高件数は昭和51年で1万4千件ほどだというが、これは当時、公安事件が多発したからだという。それでも、数字の上では、戦後の混乱期を除いて最大の混乱期を迎えているということになる。


2003/1/10 (金) 

 小罪を 逃れるために 大罪を 犯す愚かさ 身に返る
  02年12月、博多で盗難車が発見され追跡された上、犯人が逃走のためにわざと車に追突し、車両から出てきた被害者を轢き逃げするという痛ましい事件が起きた。車の窃盗という小悪の罪を逃れるために被害者を轢き殺したことに対して、福岡地検は「未必の故意」に該当すると判断して殺人罪で起訴。何も知らない第三者の車両に追突するということでさえ許されないのに、それに加えて出てきた被害者を轢き逃げしてまでも車両窃盗という罪から逃れようとした判断はあまりに局所的だったという他ない。
 待ち望む 家族の思い 海を変え 氷山の 一角ようやく 姿見せ
 家族の思いは、政府を動かし海を越え、北朝鮮を動かした。そしてまた、その思いがまた動きを作り出そうとしている。 「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)が発足させた「特定失踪者問題調査会」(荒木和博代表)が拉致の疑惑のある139人の情報をまとめ、そのうち40人の氏名と写真などを公開した。これを契機として多くの情報が集まり、再び家族が一つの団欒を囲むようになることを望みたい。


石塀小路

 京都迷宮案内の舞台の一つ。
豊臣秀吉正室のおねの方の寺、高台寺の前にある円徳寺さんの丁度裏側に当たるところにある「石塀小路」。
 その名の通り、石の塀と石畳が続く小さい道。写真の奥には、民家が道を跨ぐ橋のように立っているのが分かる。
 高台寺の前のお店のお弁当でお腹が一杯になった後での散歩には最適。

安養寺(京都市):河原町通りから新京極通りへと入る道の途上にある。

 この近くのビブレに曲がるところで、何やら結構な人の列。何だろう。覗いてみない手はない。向かいの和食屋さんでの食事を終えて道に出る。残念ながら既に遅し、行列は無くなっていた。店に行くと、焼き芋の行列とのこと。次の焼き上がり?は4時とのことで...