大酒神社
太秦の広隆寺の裏手にある神社。秦氏の祖先とされる秦の始皇帝と弓月王、秦酒公を祀る。延喜式神名帳にある葛野郡12座の中にもとは大辟(おおさけ)神社と言ったという記述がある。秦氏の祖先で始皇帝の14世の孫に当たる功満王が356年に中国の兵乱を避けて日本に渡って来たことから大辟(おおさけ)という名がある。372年には功満王の子の弓月王が一族郎党を率いて百済から日本に定住し、弓月王の子の酒公は日本で初めて養蚕を行ったという。広隆寺の鎮守として鎮座していたが明治時代の廃仏毀釈によって分離された。