朝比奈切通しへと向かう途中の道を真っ直ぐに進んだ所が上総介広常邸跡。広常は1183(寿永2)年に源 頼朝の命を受けた梶原景時によって、自邸で景時と碁をしている時に胸を短刀で刺し抜かれて暗殺された。謀反の疑いを掛けられての暗殺だった。父、広常の死を知った小権介能常は自刃。一族郎党は捕縛され、所領も没収され千葉介常胤に預けられた。