班女塚
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仏光寺通りと高辻通りに挟まれた室町通高辻西入繁昌町にある繁昌神社の旧鎮座地という。『宇治拾遺物語』の「長門前司の娘、葬送のとき本(もと)の処に帰る事」に紹介されている長門前司の娘の墓と伝わる。京都のミステリーゾーンでは知られた場所で、『宇治拾遺物語』によると、前長門守の2人の娘のうち妹は未婚のまま病死したのだという。葬送の折に、遺体を柩に入れ鳥辺野へ運んだものの、鳥辺野に到着し、柩が軽くなっているので見てみると遺体がない。遺体は、生前、妹が恋する人と度々語り合った家の妻戸口に戻っていた。それ以後、何度も遺体を運び出そうとしても同じなので、人々は妻戸口を壊して、そこに塚を造って葬ったという。すると、ここに屋敷の妻戸口があったことになる。そばに住吉姫松というのがあるが詳細は確認できず。
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